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【テキトーじゃダメ!】警備会社の制服は法律で決まっている?

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【テキトーじゃダメ!】警備会社の制服は法律で決まっている?

【テキトーじゃダメ!】警備会社の制服は法律で決まっている?

警備員の制服は、見た目だけでなく
法律にも深く関わる重要な要素です。
街で見かける制服姿の警備員には、
実は多くのルールや基準が存在しており、
法律に基づいた届け出や装備品の管理が義務づけられています。

本コラムでは、警備員の制服が果たす役割や、
法律で定められた制服の規定について詳しく解説しながら、
その意義と今後の進化にも目を向けていきます。

制服の重要性と役割について

■制服の役割と重要性
警備員の制服は、単なる作業着ではありません。
制服は警備員としての権威や信頼感を周囲に示す重要なツールです。
街中で制服を着た警備員を見かけたとき、
私たちはその人物が安全を守る存在であると認識します。
この「識別性」は、警備という職業にとって欠かせない要素です。

また、制服は現場の統制を取りやすくする
役割も果たしています。
多くのスタッフが関わる大規模な警備現場では、
誰が警備員なのか一目で分かることが
トラブル防止や迅速な対応に繋がります。
さらに、制服を着ることで本人も責任感や
誇りを持って仕事に臨むことができる効果があります。

■制服に求められる要件
警備員の制服には、法律や条例で定められた要件があります。
例えば、制服には社名の表示が必要であり、
管轄の警察署に届け出を提出する必要があります。
届け出の対象は制服だけでなく、防寒具やズボン、
ワッペンのついていない装備品なども含まれます。
マークが付かない箇所も含めて、
すべての装備について申請が求められるのです。

法律で決まっている制服の項目

■警備業法における制服の規定
警備業界には「警備業法」という法律が存在し、
その中で制服の規定も明確にされています。
たとえば、警察官と見間違うようなデザインはNGとされています。
警察に似すぎるデザインは、
誤認を招き市民の混乱を招く恐れがあるためです。
一方で、警察に似ていなければ自由度はある程度認められています。

また、道路上での警備業務では、
腕章の着用が義務付けられています。
これは、警備員であることをより明確に示し、
道路での安全性を確保するためです。
加えて、資格者は検定証を常に携帯しなければなりません。
これにより、現場での信頼性と法的な裏付けが確保されます。

■制服の統一性と警備員のイメージ
制服のデザインは、会社のイメージやブランドとも深く関わっています。
会社によっては、ホテルのフロントのようにスタイリッシュなデザインの制服や、
作業着風のポロシャツタイプなど、多様なスタイルが存在します。

一方で、高速道路の夜間警備や列車見張り業務などでは、
全身が蛍光オレンジの目立つ制服が用いられることもあります。

これらの多様性は業務内容に応じた最適な選択でありながら、
会社全体での統一感がなければ、
警備員としての信頼性を損ねる可能性もあるため、
バランスが求められます。

制服規定の意義と効果

■制服規定の目的
制服規定が法律で定められている目的は、
主に「識別性の確保」「信頼性の維持」「業務の適正化」です。
警備員であることを明確にすることで、
市民の安心感や業務のスムーズな遂行が実現されます。
見た目の統一性が担保されることで、警備会社の社会的信頼も高まります。

■安全性と警備員の識別
制服の明確な規定は、現場での安全性にも直結しています。
たとえば、夜間作業においては蛍光素材を取り入れた
制服が着用され、視認性を高めています。
また、制服が装備品として定義されることで、
装備品のチェックリストが明確になり、忘れ物や不備のリスクも軽減できます。

しかし、装備品が多すぎると
逆に忘れ物のリスクが高まるという課題も。
そのため、着用義務がないものについては、
必要最低限に絞ることも検討されるべきです。

制服の変更と進化

■制服の変遷と進化
かつての警備員の制服は、
機能性よりも見た目の重厚感が重視されていました。
しかし、現在では動きやすさ、暑さ・寒さへの対応、
洗いやすさなど、機能性重視の設計へと変化しています。

たとえば、夏場には通気性の高い素材を使用し、
冬場には防寒性能の高い装備品を用意。
こうした進化の背景には、警備員の労働環境への配慮や、
作業効率の向上といった観点があります。

ブランドイメージとの関連性
制服は、企業や団体のブランドイメージを
左右する重要な要素でもあります。
警備員が着用する制服は、その会社の"顔"とも言えるため、
統一感や清潔感、プロフェッショナルな印象を
持たせるデザインが求められます。

制服の質感やカラーリングひとつで、
信頼感や安全感は大きく変わるもの。
こうしたイメージ戦略において、
制服のデザインは非常に重要な要素となっています。
ちなみに、装備品メーカーとして有名な「金星(きんせい)」は、
警備業界で広く利用されており、
品質とデザインの両立に定評があります。

<まとめ>

警備員の制服は、単なる作業着ではなく、法律に基づき届け出が必要な重要な装備です。識別性、信頼性、安全性、そしてブランドイメージを支えるこの制服の役割は極めて大きく、適当に決めていいものではありません。

制服の規定や進化について理解を深めることで、より安全で信頼される警備体制の構築に繋がります。中央トラフィックでは、法令を遵守しつつ、現場の声を取り入れた機能性とデザイン性の高い制服を導入し、皆さまの安全を守る現場づくりに努めています。

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