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プロの警備員が語る不審者対応のコツと注意点

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プロの警備員が語る不審者対応のコツと注意点

プロの警備員が語る不審者対応のコツと注意点

警備業務において、最も重要な役割の一つは、不審者への対応です。
不審者が現れることは非常に稀ですが、決して予測できるものではなく、
時には予想以上の危険が伴うこともあります。
こうした状況で、警備員として冷静かつ適切な対応ができるかどうかが、
その後の安全確保に直結します。


本記事では、プロの警備員が語る「不審者対応のコツと注意点」を紹介し、
初心者でも理解しやすい形で具体的な対応方法を解説します。
ぜひ、日々の警備業務に役立ててください。

不審者対応の基本原則

不審者対応において最も重要なのは「冷静さ」です。
どんな状況でも、まずは自分の安全を最優先に考え、
迅速で的確な判断を下すことが求められます。
以下の基本原則に従って行動することが、安全確保への第一歩となります。

■自分の安全が最優先
不審者に遭遇した場合、まず最初に自分自身の安全を確保することが最も重要です。不審者が暴力的な行動を取る可能性がある場合、即座に距離を取ることを考え、冷静に行動します。
■迅速な報告
不審者を発見した際には、遅滞なく警察や上司に報告することが必要です。情報を正確かつ迅速に伝えることで、適切な対応が取られます。
■安全な距離を保つ
不審者が接近してきた場合でも、安全な距離を保ち、無理に接触することは避けましょう。身の危険を感じた場合は、冷静に後退し、安全を確保します。
■冷静なコミュニケーション
不審者に対しては、穏やかなトーンで話しかけ、冷静さを保ちます。急かさず、相手の話に耳を傾けることで、信頼関係を築きやすくなります。
■直感を信じる
不審者対応では、自分の直感や感覚が重要です。何かおかしいと感じた場合には、それを無視せずに迅速に対応します。

これらの基本原則を守ることで、状況を冷静に把握し、安全を最優先にした対応が可能になります。

不審者の特徴と行動パターン

不審者を早期に発見するためには、その特徴や行動パターンを理解しておくことが重要です。以下に、一般的に見られる不審者の特徴を紹介します。

■外見的な特徴
不審者はしばしば、服装が不自然であったり、周囲の人々と違った印象を与えることがあります。例えば、急いでいるように見える服装や、顔を隠すような行動をとる場合などです。
■不審な動き
不審者は、周囲をじっと観察したり、物陰に隠れるような行動をとることがよくあります。また、急ぎ足で歩くことや、人目を避けるような動きが見受けられることもあります。
■言動や発言
不審者は、無関係な質問を投げかけたり、奇妙な言葉遣いをする場合があります。こうした言動は警戒すべき兆候です。
■緊急を装う行動
不審者が緊急事態を装って接近してくることもあります。急いでいると主張するなど、意図的に注意を引こうとする行動には注意が必要です。

不審者の特徴や行動を把握することで、警戒心を高め、早期に適切な対応を取ることが可能となります。

コミュニケーションの重要性

不審者との接触時には、適切なコミュニケーションが非常に重要です。冷静で適切な対応を行うために、以下のポイントに留意しましょう。

■穏やかなトーンで話す
不審者には、冷静で穏やかなトーンで接することが重要です。急かさず、相手を落ち着かせるように心がけます。
■明確な言葉遣い
不審者に対しては、はっきりとした言葉で伝えることが大切です。曖昧な表現や難解な言葉は避け、相手が理解しやすいように心掛けましょう。
■聞き手になる
相手が話し始めたら、その話に耳を傾け、しっかりと聞きましょう。理解しようとする姿勢を見せることが信頼を生みます。
■直接的な質問を避ける
不審者に対しては、突っ込んだ質問は避けるべきです。相手が不快に感じないよう、気配りを忘れずに対応しましょう。
■緊張感を和らげる
軽い談笑や穏やかな言葉を交えることで、緊張感を和らげることができます。ただし、安全が最優先であることを忘れずに冷静さを保つことが重要です。

適切な報告手順

不審者を発見した際には、迅速かつ正確に報告することが求められます。
適切な報告手順を守ることで、適切な対応が可能となります。

■状況の把握と評価
まず、状況を冷静に評価します。周囲の状況や不審者の特徴を把握し、その情報をもとに報告を行います。
■安全な距離を保ちつつ報告
不審者と接触する場合でも、安全な距離を保ち、無線や通信手段を使って速やかに報告します。
■上司や警察への報告
状況が危険である場合には、上司や警察に対して速やかに情報を報告し、適切な指示を仰ぎます。

物理的な対応策

不審者が暴力的な行動を取る場合に備え、物理的な対応策を講じることも重要です。

■適切な距離と姿勢
不審者と接触する際には、常に一定の距離を保つようにしましょう。姿勢も大切で、威圧的にならないよう注意します。
■防犯具の使用
必要に応じて、防犯具を活用することも考えます。手袋や防護服などを着用することで、身体の安全を守ります。
■場所の移動
不審者との接触が避けられない場合、安全な場所に移動して対応します。警備員同士が見える場所や人目につく場所を選びましょう。

法的な規制と義務

警備員として活動する際には、法的な規制や義務を遵守することが求められます。

■法律の理解
警備業法や鉄道法など、関連する法律を理解し、警備活動における責任を自覚することが重要です。
■報告義務
不審者発見時や緊急時には、速やかに上司や警察に報告する義務があります。情報の漏洩や不正使用を避けるため、適切に管理し報告します。

まとめ

不審者対応には、冷静かつ正確な判断が求められます。
自分の安全を最優先にしつつ、迅速に報告し、
適切なコミュニケーションを心がけることが、効果的な対応を生み出します。
また、物理的な対応策や法的な義務を守ることで、より安全な現場作りが可能になります。

ただし、不審者に遭遇すること自体は非常に稀であり、
2号警備の場合はその機会も少なく、安心して業務に従事できます。
さらに、第3者が原因となる事故も少ないため、警備員としての安全性は確保されています。
それでも万が一の場合に備えて、警備員は常に冷静で迅速な対応を心がけ、
より安全な環境を提供できるよう努めましょう。


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