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長時間の勤務も安心!警備員向け・疲れにくい安全靴のポイント

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長時間の勤務も安心!警備員向け・疲れにくい安全靴のポイント

長時間の勤務も安心!警備員向け・疲れにくい安全靴のポイント

警備員は、一日中立ち続けたり、広い現場を巡回したりと、
想像以上に「足」に負担がかかる仕事です。
長時間の勤務を支えるのは、体力だけでなく、実は“足元の装備”でもあります。

特に、安全靴は単なる制服の一部ではなく、
自分の身を守り、快適に働くための大切なパートナーです。

現場での安全確保、疲労軽減、季節ごとの快適さ──。
どれも日々のパフォーマンスに直結する要素です。
本記事では、警備員が「長時間勤務でも疲れにくく、安全に働ける」ための
安全靴選びのポイントを、現場視点でわかりやすく解説します。

警備員のための安全靴の重要性

警備員の仕事は、立哨・巡回・交通誘導など、
長時間にわたって立ち続けることが多い職種です。
そのため「足の疲れにくさ」と「安全性」は、
勤務の質を大きく左右する重要な要素です。
特に工事現場や建設エリアでの警備では、
落下物や針金、鉄材などの危険要素が多く、
万が一のケガが労災に直結することもあります。

安全靴を正しく着用していないと、足の疲労や転倒、
思わぬ事故につながることがあります。
現場によっては大手ゼネコンが安全靴・長袖着用を義務付けており、
労働基準監督署の監査対象にもなり得ます。
現場が一時的に止まり、損害が数百万円単位になるケースも報告されています。

安全靴は「装備品」ではなく、「自分の身を守る命綱」です。
正しい知識で選び、正しく履くことが、
プロの警備員としての第一歩といえるでしょう。

安全靴の選び方:素材と機能

安全靴には、使用環境や目的に合わせてさまざまなタイプがあります。

■スニーカータイプ
軽量で動きやすく、立哨や巡回など移動が多い業務に最適。
当社ではGDJAPN製「WORK・WAVE」シリーズを採用し、
年1回の無償貸与制度があります。
半年程度で履き潰す人が多く、耐久性とコスパのバランスに優れています。

■チョーカータイプ(ミドルカット)
足首までしっかり保護するタイプで、接着面積が広く、
長時間の勤務でも疲れにくいのが特徴です。
足首のねんざ防止にも効果的。
一度履くとスニーカータイプに戻れないという声も多いですが、
やや蒸れやすい点がデメリットです。

■安全長靴タイプ
雨天や寒冷地勤務に最適。防水性と防寒性が高く、
靴下の二重履きも可能です。
特に冬場は冷凍庫作業用の高級タイプ(1~2万円)を選ぶと、
断熱性・滑り止め性能がトップクラスで、寒さ対策は万全です。

安全靴を選ぶ際は、耐久性・防水性・耐油性を確認しましょう。
特に工場・商業施設・屋外現場など勤務場所が多様な警備員は、
「オールラウンドな素材」を意識することが大切です。

快適なフィッティングのポイント

安全靴のサイズ選びは、快適さと安全性を両立させるための最重要ポイントです。

■サイズの基本
大きすぎると靴の中で足が遊び、つまずきやすくなります。逆に小さすぎると足が圧迫され、血行不良や疲労の原因になります。靴下を2枚重ねで履く人や、冬場に厚手の靴下を使う人は、それを考慮して0.5cmほど余裕を持たせると良いでしょう。

■中敷き(インソール)の活用
クッション性を高めたり、足裏アーチをサポートしたりするために、中敷きを入れるのも効果的です。自分の足に合わない安全靴でも、中敷きを工夫することで疲れを軽減できます。

■アーチサポートとクッション性
長時間の立ち仕事では、土踏まずをしっかり支える「アーチサポート」が重要です。ソール全体に適度なクッション性があると、膝や腰への負担も減少します。

安全靴は「履き慣らす」時間を設けることも大切です。
新品をいきなり長時間履くと靴ずれや圧迫痛が起こるため、
短時間勤務から徐々に慣らすようにしましょう。

滑りにくいソールの特徴

警備員の勤務先はアスファルト・コンクリート・鉄板・タイル床など、実に多様です。
雨や油分が床に付着している現場もあるため、
ソール(靴底)の滑りにくさは安全靴の命ともいえます。


■グリップ力のあるソールパターン
深めの溝が刻まれているタイプは、泥や水を逃しやすく、滑りにくい構造になっています。特に屋外勤務では、この「排水性能」が転倒防止に直結します。

■耐油性ソール
飲食店や工場の出入口など、油分の多い場所では耐油性ソールが必須です。ゴム素材が劣化しにくく、長期間グリップ力を維持できます。

■防滑仕様の安全長靴
雪や凍結地帯では、防寒性と防滑性を兼ね備えた長靴タイプがおすすめです。冷凍庫作業用モデルなどは、極寒環境でも硬化せず柔軟性を保ちます。

「滑らないこと」は、警備員にとって最も基本的な安全対策のひとつ。
転倒によるケガや、備品破損などの二次トラブルを防ぐためにも、
定期的にソールの摩耗を点検しましょう。

通気性と防水性のバランス

夏は高温多湿、冬は寒風と雨雪。警備員の足元は常に過酷な環境にさらされています。
快適な勤務を支えるためには、「通気性」と「防水性」のバランスが重要です。

■通気性の確保
メッシュ素材や通気孔のあるタイプは、蒸れを防ぎ、長時間勤務でも快適です。特にチョーカータイプを選ぶ場合、通気性の高いモデルを選ぶことで不快感を軽減できます。

■防水性の確保
雨の日や屋外現場では、防水加工が施された合成皮革やPVC素材が活躍します。防水スプレーを定期的に使用するのも効果的です。

■季節ごとの使い分け
夏は軽量で通気性のあるスニーカータイプ、冬は防寒長靴やインソール付きタイプといったように、季節に合わせて使い分けるのがおすすめです。用途に応じて2~3足をローテーションすると、靴の寿命も延びます。

保護機能と規格の確認

安全靴には「つま先保護」「耐圧性能」「耐滑性」など、
一定の安全基準が設けられています。選ぶ際は以下の点を確認しましょう。

■JIS(日本産業規格)マークの有無
JIS T8101やT8103に準拠した製品は、一定の衝撃吸収・耐圧性能を保証しています。現場によってはJIS規格品の着用が義務づけられている場合もあります。

■つま先の保護素材
スチール製キャップは衝撃には強いですがやや重め。軽量化を求めるなら樹脂製(コンポジット素材)のタイプがおすすめです。

■その他の保護機能
静電気防止、耐熱、耐油など、現場の環境に合わせて必要な機能を確認しましょう。万一の労災発生時に「適切な装備をしていたか」が判断基準となるため、装備の選定は慎重に行う必要があります。

まとめ

警備員にとって、安全靴は「働くための道具」であると同時に、
「自分の体を守る防具」でもあります。
快適さを追求することで集中力が高まり、
長時間の勤務でも安定したパフォーマンスを発揮できます。

現場の特性・季節・個人の体質に合わせて、スニーカータイプ、
チョーカータイプ、安全長靴などを上手に使い分けましょう。
また、装備は定期的に点検・更新し、劣化や摩耗を放置しないこともプロとしての基本です。

安全靴を正しく選び、正しく履くこと。
それが、事故を防ぎ、自分と仲間の安全を守る最も確実な方法です。
「足元の快適さ」が、今日の安心と信頼を支えているのです。


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